工務店で家を建てるときにありがちなトラブルとは?トラブルを回避する工務店の選び方

工務店で家づくりをする際、信頼する工務店に依頼をして綿密に打ち合わせをしていたとしても、様々なことが原因でトラブルが起こってしまう可能性はあります。注文住宅は一生の買い物です、できれば事前にトラブルは回避したいものですね。今回は工務店とのトラブルや、トラブルを回避するためにはどうすれば良いのか、トラブルを回避する工務店の選び方のポイントについて解説します。

工務店で家を建てるときにありがちなトラブルとは?トラブルを回避する工務店の選び方

家づくりのノウハウ

2022/12/12

家を建てる時にある、工務店とのトラブル

夢と希望がつまったマイホームづくり、大きな買い物である注文住宅でトラブルは起こしたくないですよね。そう考えていても、注文住宅ではトラブルが起きる可能性はないとは言い切れません。満足度の高い家を建てるためにも、できる対策を十分にしてトラブルを回避しましょう。どのようなトラブルがあるのか、解説します。

工務店の営業担当者とのトラブル

まず一番はじめにあるのが「担当者との相性」トラブルです。家づくりは人と人のやり取り、決めなくてはいけないことが多くあります。家づくりで営業担当と相性が合わないと家づくり自体がスムーズに進みません。注文住宅の打ち合わせ期間は、人それぞれで開きはあるものの、おおよそ3か月から6か月が目安とされています。その間に行う打ち合わせの回数は、10回の打ち合わせで済む方もいれば、20回、30回と行う方もいます。打ち合わせの回数が増えれば増えるほど、労力を費やしてしまい、打ち合わせ自体がストレスに感じてしまう場合もあります。悩みが解決されず、打ち合わせ時間が伸びていくと、営業担当者に不信感を抱いてしまうこともあります。

 図面とイメージが違うトラブル

工務店とお客様の間で起こるトラブルで大きな原因は、お客様の意向が工務店に正しく伝わっていないことが挙げられます。工務店とお客様との打ち合わせは、限られた時間の中で行われるため、どうしても伝達ミスが発生してしまいます。平面図や仕様書だけでは完成後の住宅を想像しにくいため、実際には正しくイメージや完成予定図の共有ができていない可能性があります。施工をしてから、思っていたより「リビングが狭い」「戸棚の位置が高い」「色が暗い」などお客様のイメージと違ったトラブルになることがあります。特に窓の位置、天井の高さ、生活動線などは、図面だけではイメージしにくいと考えられるため注意が必要です。

追加料金のトラブル

建築工事中に、お客様から新たな工事の追加や変更をするのは、珍しいことではありません。しかし、口頭で追加工事を頼んでしまうと、正確な金額の提示もないまま工事が進んでしまいます。やがて双方の考え方や金額にギャップが生じ、支払の際にトラブルになります。

工期の遅延トラブル

工事が予定通りに進まず、契約時に定めた期間内に工事が終わらないトラブルが発生します。お客様は竣工に合わせて引っ越しのスケジュールを組む必要があるため、工期の遅延は金銭面のトラブルに発展しやすくなります。工期の遅延の要因は、災害や悪天候など不可抗力なものから、工事途中の変更など様々な要因があります。

トラブルを回避するための工務店選びチェックポイント

工務店とのトラブルで大きな要因は「担当者との相性」と言っても過言ではありません。ではどのような点にすればトラブルを回避できるのか、トラブルを回避するために相性の良い担当者がいる工務店を選ぶチェックポイントについて解説します。

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情報収集をする

お客様の立場からしてみれば、資金繰り・ローン・融資についてなど金銭面全般の相談は信頼できる人でなければ頼みにくいものです。トラブルを回避するために一番大事なのは工務店を選ぶ際に、営業担当の人の人間性をしっかりと見極めることです。工務店を選ぶ際に、よく分からない漠然とした状況で情報収集を行う際は「ウェブ検索」が最も手軽で有効な方法のひとつでしょう。最近では、Instagram(インスタグラム)で完成物件の写真や、イベントの様子を更新している工務店も多くいます。検索の目的は、あまたある工務店の中から「実際に会って話をしてみたい」と思える工務店を見つけ出すことです。飽くまで「会う相手を見つける、話をする」ことであって、「家づくりを頼む工務店探し」ではありません。検索をする際は「地域(計画地の地名)+工務店」で検索をしましょう。計画地の地名を検索ワードとする理由は、計画地が工務店の営業エリアに入っていることです。家を建てる予定地と工務店が近いと工事現場に通う労力、費用が軽減され双方にメリットがあります。竣工後の維持管理も相談しやすく長きにわたって有益だと言えます 。

得意技術などの中から、好みに合うものを見つける

多くの工務店ウェブサイトには施工実績や施工事例の紹介ページがあります。加えて、「耐震性能を重視する」「施工に自信がある」「高気密・高断熱に徹する」などといった、素材や技術などに関する特徴や独自の工夫を打ち出しています。どんな家を建てたいかのイメージに似ている施工事例があるか、工務店の技術やセンス、家づくりの考えに共感できるかどうかをチェックしましょう。漠然と「何となく、この考えいいな」といった程度で構いません。

イベントやモデルハウスに行く

ウェブ検索で気になる工務店を見つけたら、次は実際に会ってみて話をしてみましょう。実際に会ってみて手応えが期待はずれであれば、情報収集に戻って別の工務店に当たってみれば良いだけです。工務店選びの最初は気楽に試す感じで十分です。見ず知らずの工務店に問合せをすることは少なからず勇気がいります。資料を請求すると、すぐに営業されるのではないかと思い、面倒だと感じる方も少なくはないはずです。そこで おすすめなのがモデルハウス・イベントです。気になった工務店がいたら、まずは相談会や見学会といったイベントや常設のモデルハウスがあるかをチェックしてみましょう。どのような人が働いていて、どのような人が家づくりをしているのかチェックする際に気軽に参加が可能です。ひとりで直接連絡をとって面会するのに比べて、はるかに気楽に「どのような会社か」という印象が分かります。

提出されるプランや資料を確認する

イメージの相違によるトラブルは、こだわりや意向がきちんと工務店側に伝わっていないことが原因です。平面図や仕様書だけでは完成後の住宅を想像しにくいため、正しく共有できていない可能性があります。認識の相違を防ぐには、完成形をイメージしやすいように、打ち合わせ時に写真や3Dパース、模型があるかどうかなどを契約前に確認しましょう。また契約書や見積書についても、詳細に出してくれるものなのか、不安がないように確認をしてください。一式見積りやアバウトな項目の見積書では何が含まれているのか判断できず、お客様と工務店との差が生じ、解釈の相違が生まれてしまいます。詳細な項目の見積書を出す工務店とは、後々のトラブルが少なくなります。工務店を選択する際には、見積書の出し方にも注目しましょう。提出される見積書に連動した構造図や基礎仕様図などがあると、見積り内容と施工内容が相違することも起きにくくなります。契約後にグレードダウンをすることも回避できます。工期の遅延によるトラブルを防ぐ前提条件として、遅延が発生した場合はどのような対応を工務店が行うのか、あらかじめ契約書や約款に明確に定められるのかを確認しましょう。

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契約後にトラブルを回避するための4つのポイント

情報収集をし、イベントやモデルハウスに行き、相性の良い営業担当と出会ったら家づくりがスタートします。信頼できる工務店と出会ったら、次に気をつけるのは契約をした後です。打ち合わせ、契約後でトラブルを回避するための4つのポイントを説明します。

双方で打ち合わせ記録をとる

打ち合わせの際は、必ず担当者に打ち合わせ記録をとってもらいましょう。注文住宅は打ち合わせ期間が長く、綿密な打ち合わせが必要になります。決定すべき項目が多いため、記憶だけに頼っていると確実に「モレ」が出てきてしまいます。必ず「いつ何を決めたか」という記録が、言った言わないの大事な証拠にもなります。どんなことでも、打ち合わせ記録やメモ、メールなど「文字」として残しておきましょう。

毎回の図面の確認をおろそかにしない

打ち合わせで決定した項目や変更点を、その場で図面に手書きで落としこんでもらいましょう。打ち合わせ時に自分の認識と図面にズレがないかチェックし、次回の打ち合わせまでに、修正した新しい図面を作ってきてもらいます。新しい図面に、前回の手書きの内容が漏れなく反映されているか確認が必要です。少しでも不明なところはすぐに聞くことも重要なポイントです。例えば図面で想像ができないところは写真で確認をし、高さや広さはモデルハウスや見学会で体感するようにしてください。少し手間はかかりますが、図面の確認をおろそかにしないようにすることはトラブルを回避する重要なポイントと言えます。

気兼ねなくコミュニケ―ションが取れる関係をつくる

気兼ねなくコミュニケ―ションが取れる関係を築くことで、トラブルを回避することができます。こんなことを言っては失礼かな?と思うことも、どんどん聞きましょう。工務店は家づくりにおいて「プロ」です。もっとこんなふうに暮らす家にしたいと要望を言いましょう。

現場には適宜、足を運ぶ

打ち合わせを終え、施工がスタートしたら工事現場の様子は極力自分で見に行くようにしましょう。定期的に工事現場に行って進捗状況を確認することで「現状が打ち合わせと違う」という事実により早く気付けます。こまめに現場に足を運ぶことで、大きなトラブルになる前の対処が可能になります。現場に足を運ぶことによって、お客様は実際に家を作っている職人さんの顔や人となり、仕事を知ることができます。職人さんはお客様が見に来ることで程良い緊張感のある現場になるでしょう。

工務店とのトラブルとトラブルを回避するための工務店選びについて紹介しました。

今回は工務店で家を建てる時にありがちなトラブルと、トラブルを回避するための方法、そして工務店の選び方を紹介しました。注文住宅は人生で大きな買い物です。完成までに時間もかかります。たくさんの人が家づくりに関わるため、トラブルが起こる可能性はないとは言い切れません。しかし、たくさんの人が関わるからこそ、トラブルを回避するためには「相性の良い工務店を選ぶ」ことが重要なポイントと言えます。まずは情報収集から始めて、信頼できるパートナーを探しましょう。

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