ZEHとは? メリット・デメリットと補助金について

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とはなにか知っていますか? ZEHとは、省エネになる住宅基準のことで、今後新築住宅の平均とするべく国が推進しているものです。この記事では、ZEHのメリット・デメリットや国の補助金についてわかりやすく説明していきます。

ZEHとは? メリット・デメリットと補助金について

2021/07/23

ZEHとは?

近年よく見かける住宅基準のひとつに、ZEH(ゼッチ)というものがあります。ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。家の断熱性を上げることでエネルギー消費量を抑え、太陽光発電などでエネルギーを生み出し、年間のエネルギー収支をゼロにすることを目指した住宅のことをZEHと呼びます。

国土交通省でも「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という政策目標を掲げており、今後の新規住宅の基準となるでしょう。普及に向けたZEH補助金なども設けられており、ますます普及していくと言われています。新築で家を建てようと考えている方は、ZEHについて一度は調べておき、導入するかの検討をオススメします。

ZEHの条件を満たす家の基準とは?

それでは、実際にZEHとはどのような仕様の家を指すのでしょうか? ZEHでは、「断熱(熱を通さない)・創エネ(エネルギーを作ること)・省エネ(エネルギーを削減すること)」を満たすことが大前提とされています。

家をZEHにするには、まず壁などの断熱性の計算を行い、一年で消費するエネルギーと一年で生み出せるエネルギーをシミュレートします。その後、使用する素材や建築方式を家ごとに考えてから建てる必要があります。家の大きさ、日当たり、家を建てる土地などによって計算が異なるため、「この素材とこの設備を使用すればOK!」というわかりやすい基準があるわけではありません。エネルギー消費量と生み出したエネルギーの収支をゼロにするために、太陽光発電やLED照明、オール電化などの設備を使用することになります。工務店やハウスメーカーによって使用する素材や設備に大きな違いがあるため、素材や設備にこだわりがあるのであれば確認しておくと良いでしょう。

ZEH仕様の家と、ZEHではない一般的な仕様の家を比較すると、ZEH仕様の家のほうが建築費用は高くなってしまいます。しかし、日々暮らす上での光熱費はほぼなくなるため、住んだあとの光熱費も考慮しながら、ランニングコストも含めた費用を考える必要があります。

また、ZEHにはいくつかの種類があり、従来の創エネ率(消費するエネルギーのうち、その家でつくってまかなえるエネルギーの割合)が100%のZEHのほかに、寒冷地に向いている創エネ率75%のNearly ZEH(ニアリー ゼッチ)、創エネ不要のZEH Oriented(ゼッチ オリエンテッド)があります。さらに断熱性などを強化したZEH+(ゼッチ プラス)Nearly ZEH+(ニアリー ゼッチ プラス)もあります。Nearly ZEHやNearly ZEH+は寒冷地などの創エネが難しい地域のみ、ZEH Orientedは敷地面積が小さく創エネが不可能な家のみ補助金制度を利用できるようになっています。

ZEHの種類まとめ

ZEH 創エネ率100%
Nearly ZEH 創エネ率75% 寒冷地のみ補助金制度あり
ZEH Oriented 創エネ不要 敷地面積が小さい家などのみ補助金制度あり
ZEH+ 創エネ率100% + 断熱性など強化
Nearly ZEH+ 創エネ率75% + 断熱性など強化 寒冷地のみ補助金制度あり

気候や土地などによって従来のZEHの実現が難しい場合でも、Nearly ZEHやZEH Orientedなら基準を満たせる可能性もあります。工務店やハウスメーカーに相談し、それらが実現可能かを確認してみるとよいでしょう。

ZEHのメリット

では、実際に家をZEHにした場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか? まずはメリットから触れていきますので、参考にしてみてください。国が推進しているだけあって、ZEHにはさまざまなメリットがあります。

高断熱(熱を通さない)で暖かく人に優しい

ZEHには高断熱を取り入れることが前提とされています。そのため、冬は暖かく、夏は涼しいのが特徴です。一般的な住宅では「暖房の近くしか暖まらない」「冷房の近くしか涼しくならない」ということもよくありますが、ZEHなら家中を快適な室温に保つことができます。家中の室温を保てるということは、ヒートショック(気温の差による心筋梗塞や脳梗塞など)のリスクを軽減させることにもつながります。

省エネ(使うエネルギーを減らす)で家計に優しい

高断熱にすることで暖房や冷房に使うエネルギーを抑えることができます。そのため、かかる光熱費も抑えられることになります。省エネタイプの冷暖房や給湯器のほか、消費電力の少ないLED照明などを設置することになります。

創エネ(エネルギーをつくる)で環境に優しい

ZEHでは、家に太陽光発電などの設備を導入しエネルギーをつくり出すため、実際にかかる光熱費を削減できます。太陽光発電なら環境にも優しいです。

最新設備の家にできる

ZEHの基準を満たすためには最新の設備を揃える必要があります。設備のしっかりした家は壊れにくく、耐震性にも優れていることが多いです。良い設備を導入し、少ないメンテナンスで長年住み続けることができれば、一般的な住宅よりも生涯かかる費用は少なくなることもあります。

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補助金が設けられている

ZEHは国で推進している規格のため、補助金制度があります。家を建てる費用の助けになるため、積極的に使っていきたいところです。毎日過ごす家を少しでもよいものにするために、補助金制度を詳しく調べておきましょう。

ZEHのデメリット

さまざまなメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。主に資金面についてのデメリットが目立ちますが、生涯住むことを考えたうえで、どのような家を建てるかを考えてみてください。

建築費用が高くなる

ZEHでは、一般的な住宅よりも多くの設備や良い建材などが必要になるため、当然建築費用も高くなります。補助金制度を活用して、少しでも費用を抑えましょう。ZEHの場合、建築費用は高くなりますが、一般的な住宅よりも光熱費を大幅に削減できます。建築費用と生涯の光熱費を計算して、比較してみるのもよいかもしれません。

設備の修繕の費用が高くなる可能性がある

太陽光発電などの高価な設備が壊れると、修理費用も高くなりがちで、新品に取り替えになる場合もあります。そのため、メンテナンス保証の長い工務店やハウスメーカーを選んでおくとよいでしょう。

土地に左右される

日照量の少ない地域では太陽光発電の発電量が見込めないなど、そもそもZEHの実装が難しい場合もあります。また、土地が狭かったり、近隣の建物との兼ね合いによって、太陽光発電を設置できないこともあります。前の項でも触れましたが、その場合、Nearly ZEHやZEH Orientd仕様を考えてみましょう。

補助金申請のタイミングが難しい

ZEH補助金の申請には期日が設けられており、施工スケジュールによっては補助金を受け取れないこともあります。ZEH補助金の申請は春から夏にかけてとなるため、それ以外の季節に家を建てる場合、補助金制度の対象外になってしまうかもしれません。次の項ではZEH補助金制度について詳しく触れているため、一度目を通しておくとよいでしょう。

ZEH補助金とは?

家を建てるのであれば、もらえる補助金は受け取りたいですよね。ZEHの場合、ZEH補助金という制度があり、審査に通れば補助金を受け取ることができます。ZEH補助金制度は、環境省・国土交通省・経済産業省の3つの省によって、省エネ・省CO2化のために行われている制度です。一般的なZEHの場合、一戸につき60万円+αの補助金を受け取ることができます。ZEHの種類によっても受け取れる補助金の金額は異なるため、環境省のページなどをよく見ておくことをオススメします。

環境省のZEH補助金のページはこちら→令和2年度のZEH関連事業(補助金)について

また、ZEH補助金制度を利用するにあたって気をつけなければならないことがあります。前の項でも触れたとおり、ZEH補助金の申請には期日が設けられています。年度ごとに公募期間があり、その公募期間に間に合うように申請しなければ、補助金制度の適用外になってしまいます。ZEH補助金制度では原則として、公募期間中に交付申請を行い、交付決定通知後に工事に着手する仕組みになっています。ZEH補助金制度を利用したいと考えているのなら、家を建てる時期のことも考えておかなければなりません。厳密な施工スケジュールを建てなければいけないことから、ZEHの建築を嫌がる工務店やハウスメーカーもあるようです。

さらに詳しく知りたい・ご相談したい方はお気軽にご相談ください。

また、受け取れるZEH補助金の金額はZEHの種類によっても異なります。詳しい金額などはZEH支援事業の公的なパンフレットに詳しく記載されているため、ZEHを検討しているなら一度目を通しておくとよいでしょう。→ZEH補助金について

なお、Nearly ZEHやZEH Orientedなど、ZEHの種類によっては補助金の受け取りに条件がある場合もあるので、しっかり確認しておきましょう。

家を建てたい時期とZEH補助金制度のスケジュールが合わずに利用できない場合も、国や自治体のさまざまな補助金制度などを詳しく調べて、できるだけお得に家を建てられるようにしたいところです。家を建てるとなれば、工務店やハウスメーカーの営業も親身になって相談に乗ってくれるはずです。そういった相談に乗ってくれず、契約や施工を急かす会社であれば避けて置いた方が無難でしょう。建築費用なども含め、家づくりをともに考えてくれるような、信頼できる会社を見つけてみてください。

イデアホームでもZEHを提案しています。
イデアホームの標準仕様は高気密高断熱となっており、ほぼZEH仕様と変わらないものになっています。さらにZEH仕様となるよう施工するのであれば、ZEHの標準以上の家にすることができるため、より高機能な家となります。
ZEHの仕様や補助金などのご相談にも親身に対応させていただきますので、是非一度お問い合わせください。

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