家族で楽しむ間取りのシミュレーション

家を購入する際に誰もが必ず悩むのが「間取り」をどうするかです。人それぞれこだわりがあり、家族の形にもよって重点を置くポイントは異なります。家を建ててしまった後では、なかなか間取りを変更することは難しいため、実際に建てる前に必ずシミュレーションを行いましょう。

家族で楽しむ間取りのシミュレーション

2022/04/14

間取りのシミュレーションをしよう

間取りシミュレーションの重要性

「理想の家」を建てるためには、まず自分たちの「理想の家」のイメージをはっきりとした形にする必要があります。美容室に行く際に、こんな髪型にしたいと写真の切り抜きや画像を持参したことはありませんか?同じように、家もこんなイメージにしたいという明確なビジョンがあった方が、スムーズに家づくりを始められます。
たとえ大きなハウスメーカー、優秀な設計士、ベテランの大工が揃っていたとしても、はっきりしたイメージがないことには思い描いている家を建てることはできません。間取りのイメージをしっかりと具体化できるかどうかで、同じ工期・同じ予算でも全く違う家ができてしまう可能性があります。
しかし、住宅について素人がやみくもに作業をしても、実現不可能であったり、効率が悪かったりと問題のある間取りができてしまう恐れがあります。では、どのようなことに気をつければ、住宅会社にうまく理想の家について伝えることができるのでしょうか。

間取りをシミュレーションするときに気をつけること

間取りのシミュレーションをするときは、ガチガチにイメージを固定しないことが大切です。まだ実際に土地を持っていない場合では、入手する土地によって家の広さが大きく左右されてしまいます。土地が決まっていなければ風通しや日当たりも不明であり、周辺環境がわからないため、プライバシーを守るための配置もできません。また土地にはそれぞれに定められた建ぺい率や容積率、その地域特有の規制などもあるため、柔軟に変更可能なレベルの「理想の家」を考えることが大事になります。
まずは家族みんなで希望する家の形を共有することから始めましょう。そこから参考にするベースの間取りを探し、予算と照らし合わせる作業を繰り返します。間取りのシミュレーションは、何回も自分の理想とする家を考える過程の中で「譲れない部分を探す作業」です。「100%この通りにつくりたい」ではなく「絶対これだけは実現させたい」を見つけるためにシミュレーションを行いましょう。

間取りを考えるときの流れ

具体的にはどのように間取りづくりを行っていけばいいのか、効率の良いシミュレーションの仕方をご紹介します。

1.自分の理想の間取りを作ってみる

シミュレーションを行う最初の段階では、細かな問題点は気にせずに、自分が理想とする間取りを自由に考えてみましょう。実現不可能そうな大豪邸でもOKです!全く何も思い浮かばない方は、ほしい部屋数や採用したい設備を箇条書きでもいいので書き出してみましょう。「LDK」「和室」「寝室」「子供部屋」「キッチン」「お風呂」「トイレ」……などなど。もし配置が全然思い浮かばないのであれば、住宅会社のチラシや無料カタログなど、間取りが載っているものを参考にして、ざっくりと配置してみましょう。

2.必ず実現させたい部分を選ぶ

ざっくりと理想の間取り図ができたら、その中から必ず実現させたい、譲れない条件を選び出します。家族の中で1人1つずつ「最優先の条件」を選ぶといいでしょう。その後、広さや予算との兼ね合いをみながら、実現が難しい場合には削ってもいい箇所など優先順位をつけていくとスムーズです。

3.プロと相談しながら詳細を決めていく

理想の間取りと優先度を決めたら、住宅会社との打ち合わせのときに持参しましょう。
つくった間取りをプロの目線で確認してもらい、使い勝手や実際にかかりそうな予算などを検討してもらいます。厳しい意見が出る可能性もありますが、どのように変更すれば良いのか、プロのアドバイスをもらうとよいでしょう。あらかじめ決めておいた優先順位を踏まえつつ、設備や居室の取捨選択をして「理想の家」の間取りをさらにブラッシュアップしていきます。

1〜3の段階を経ることで、打ち合わせもスムーズに進み、住宅会社との意思共有もしやすくなります。

間取りシミュレーションを行うメリット

実際に家を建てる前に間取りシミュレーションを行うことで、家を建ててしまった後に後悔する可能性を軽減することが可能です。家を建ててしまったあとでは間取りを変更することは難しいため、前もってさまざまなパターンの間取りを考えてみましょう。
具体的な間取り図は、のちのちプロに作成してもらうとして、現在では簡単に間取りを作成できるソフトやアプリもあるため、これらを活用することで効率的に理想の家の試作ができます。ほかにも間取りシミュレーションには以下のようなメリットが考えられます。

家族の要望をまとめられる

間取りのシミュレーションを行うことで家族の要望と、譲れない条件をあらかじめまとめておくことができます。先に家族がどのような希望を持っているのかを確認しておくことで、実現するためには何が必要かなども検討できます。実際に間取りを作るときには手書きでも良いですが、何度も修正が必要になる可能性が高いため、シミュレーションソフトを使うと効率的です。操作するのには慣れが必要になりますが、何度も書いて消してを行う労力からすると手軽だと言えるでしょう。

予算の目安が立てられる

家を建てる際にどうしても避けて通れないのが予算問題です。ローンの返済期間は数十年単位と長期間になるため、無理をしないで用意できる予算内で理想を形にする必要があります。
実際に間取りを作成することで、家のおおよその広さなどを試算することができます。広さの目安が出れば、建築を依頼する住宅会社の坪単価と照らし合わせることが可能です。特にシミュレーションソフトを使えば、作成した間取りの延べ床面積なども表示されるため、概算にはなりますが予算を立てやすくなります。家族の希望と、現実的な予算を両立させるためにもシミュレーションは大切だと言えるでしょう。

住宅会社に希望を説明しやすい

住宅会社に概算見積をお願いするときや、本格的にプランニングするときは家のイメージや間取りの希望をできるだけ具体的に相手に伝える必要があります。何かを打ち合わせするときに、実際に見本などが手元にあると話も弾みやすくなり、お互いのイメージのズレも起きにくくなります。
自分が建てたい家のイメージが住宅会社にうまく伝わらないと、家が完成した後トラブルになってしまう可能性があります。トラブルを回避するためにもシミュレーションを有効活用しましょう。

間取りシミュレーションのフリーソフト・アプリ

シミュレーションをしたいと思ってもどのソフト、どのアプリが良いかわからないという方もいると思います。参考までにいくつかオススメのソフト・アプリをご紹介します。

Windows版

せっけい倶楽部
人気のあるフリーソフトで、豊富なサンプルがあります。一般の方が作成した投稿作品などを見ることも可能。使いやすさと高機能を上手に両立させたソフトです。

Excel DE 間取り図
Excelのマクロ機能を使った間取りフリーソフトです。3Dプレビューや俯瞰図の作成はできませんが、普段使い慣れている方も多いExcelを使って気軽に作成ができます。

間取くん
間取くんはWordの画面上で間取り図を作成できるソフトです。普段見慣れたWordの画面で、ワードアート(図形描画)や文字機能との連携も簡単です。

Mac版

DreamPlan
Windows、Mac OS両方が無料でダウンロード可能な間取りシミュレーションソフトです。1番の特徴はトレース機能で、今ある図面を読み込んで素早く3Dにすることも可能です。

ブラウザ版

SweetHome 3D
Windows用・Mac用のダウンロード版もありますが、ブラウザ上でも動作するのでインストールをすること無く利用可能です。

アプリ版

・間取りTouch+(iOS版)
タップするだけで間取りや家具なども配置することができるアプリです。ワンタッチで家具の大きさや角度を変更することもできます。

・Home Design 3D-Free(iOS版)
作った間取り図を3Dで確認できるソフトです。家具を置いたときの窮屈さや圧迫感を確認することができます。

・MagicPlan(Androidアプリもあり)
写真を撮ってキャプチャーし、そのデータを元に間取り図を作ることができるソフトです。

・Planner 5D-インテリアデザイン
Android、iPhone両方に対応した海外製の間取りシミュレーションアプリです。

間取りで後悔しがちなポイントは?

気をつけたい間取りの失敗例

よくある失敗ポイントはリビングを広くしたいあまり、トイレや洗面所、お風呂などを全てリビングから直接出入りできるようにすることです。すぐ出入りできる便利さの反面、トイレの音が聞こえやすい、リビングでテレビをみているときに洗濯機の音が気になるなどの問題につながる可能性があります。また、リビングから直接トイレに入る場合、来客の方からすると気まずい思いをさせることも。少しリビングの面積を削って廊下部分をつくるなどの対策をすることで、より快適になるかもしれません。

リビング階段はリビングの広さを確保し、家族のコミュニケーションが取りやすくなるため人気があります。しかし、設置の仕方などによっては冷暖房効率が悪くなる可能性があります。検討している人は住宅会社によく確認するようにしましょう。

二世帯住宅で1階に親世帯の寝室があり、その真上に子供(孫)部屋がある場合は就寝時間の違いからストレスになることがあります。家族の形によってもどのように間取りを配置するのかに配慮が必要です。

失敗しないためのポイント

・実際に住んだときの想像をしてみる
間取りを考えるときは、主に生活する居室はどこか、どんな動線で生活するのかを考慮するようにしましょう。リアルな生活を想像することで、さまざまな改善点が見つかる可能性があります。平面図ではなかなか想像しづらい方は、3Dシミュレーションソフトを活用して確認してみましょう。

階段の位置を早めに検討する
間取り決めで失敗しないためには、「階段の位置」を早めに決めるのも有効です。リビングやキッチン、バス・トイレなど、想像しやすい設備から検討し、そのあと階段位置を決める人がほとんどですが、階段の位置をなるべく早めに決めておくと、良い間取りづくりができます。階段の位置決めを後回しにすると、どうしても余ったスペースに階段を設置することになってしまいます。すると、思ったよりも傾斜が急になってしまう可能性があります。小さな子供や高齢者がいる家庭なら、急な階段は事故の原因にもなるので要注意です。
間取りを決める終盤でこのようなトラブルを起こさないためにも、階段の位置はなるべく早めに決めておくべきだと言えるでしょう。

・「間取り」にこだわりすぎない
間取りづくりを始めてより良い間取りを追求すると、間取りのみの優劣を住宅そのものの優劣として比較しがちになります。間取りのシミュレーションソフトでできることは、あくまで間取りの配置を決めることのみです。建物の外観デザインや、オープンで広い空間などは間取りソフトでは確認できません。ゼロから自分で間取りをつくるよりも、気に入った外観の規格プランをカスタマイズするほうが、気に入った住宅になることも少なくありません。また、判断するときは、間取り図だけではなく、パースやVRなどで立体的に見ることも重要です。
あくまでも「間取りは住宅の一つの要素」ということを前提に、シミュレーションを楽しむといいでしょう。

間取りに悩んだら

家づくりにおいては、資金や土地などの広さの面で、妥協しなければならない点が必ず出てきます。先に希望の優先度を決めておけば、間取りづくりの悩みがある程度解消できます。家族と相談して優先度を決めることで、妥協しつつも理想に近い家をつくることが可能になります。

家づくりはほとんどの方にとって一生に一度のことですが、一度で全く不満のない家を建てることはなかなか難しいです。しかし、シミュレーションを行うことで、実際に家を建築する前に何度もお試しをすることができます。できるだけ下準備をしっかりと行い、間取りに関する後悔がないようにしたいところです。ぜひシミュレーションソフトも活用し、理想の間取りを作成してみましょう。

とはいえ、間取りづくりが難しいことは事実のため、困ったときはプロの力を借りることが大切です。住宅会社のカタログなども利用して勉強するのもオススメです。気になる住宅会社があれば、是非モデルハウスを見学してみましょう。実物大の家をみることで間取りづくりの参考になりますよ。

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