持ち家と賃貸のメリットについて比較してみよう

マイホームや将来を考えるとき「持ち家か賃貸か」を一度は考えたことありませんか? 今回は、持ち家と賃貸のメリットについて比較をしてみました。持ち家と賃貸のコストについても比較しているため、将来的にどちらがお得なのか、是非ご覧ください。

持ち家と賃貸のメリットについて比較してみよう

家づくりのノウハウ

2023/07/12

持ち家と賃貸のメリットについて比較してみよう

マイホームや将来を考えるとき、一度は「持ち家が良いのか」「賃貸が良いのか」という問題を考えることがあります。その選択はメリットやデメリット、さらにはライフスタイルによるもので、簡単に答えを出すことは難しいでしょう。今回は、持ち家と賃貸のメリット、そしてコストを比較します。

持ち家と賃貸のメリットを比較してみよう

まずは持ち家と賃貸のメリットについて比較をしてみます。

持ち家のメリット

最初に、持ち家のメリットについて説明します。

1. 資産形成

マイホームを所有することで、不動産そのものが資産となります。住宅ローンの返済を全て終えると、マイホームは完全に自分のものになります。将来的には売却や相続といった選択肢も増え、生活設計の幅が広がります。自分が所有者であることから生まれる安心感や、ローンの返済が終われば、老後に住居費を払う必要がなくなるというメリットもあります。

2. 自由な住まいづくり

リノベーションや改装など、自分の好きなように住まいをカスタマイズできる自由度は、賃貸では得られない大きなメリットです。例えば、ペットを飼いたい、趣味の部屋を設けたい、子供の成長に合わせて部屋を変えたいといったライフスタイルに合わせた住まいづくりが可能です。また、庭を持つことで、ガーデニングを楽しむなどの生活の質を向上させることもできます。これらの自由な住まいづくりは、持ち家ならではの魅力と言えるでしょう。

3. 住宅ローンの税制優遇

住宅ローンの利息分を所得から控除できるという税制優遇があります。これにより、経済的な負担を一定程度軽減することが可能です。さらに、新築やリフォームにかかる費用の一部を所得控除することができる制度も存在します。これらの制度を活用することで、初期投資を抑えたり、長期的なコストを低減することが可能となります。また、エコ住宅への取り組みによる補助金制度なども利用することで、さらにコスト負担を軽減できます。

4. 地域への所属感

長期間同じ場所に住むことで地域社会とのつながりが深まり、地域への所属感やコミュニティへの参加が増えます。地域への所属感は、より豊かな人間関係を築くことが可能となります。さらに、その地域の文化や歴史を深く理解し、地域活動に参加することで、子どもたちにとっては社会教育の一環ともなります。また、自分たちの住む地域に愛着を持ち、地域貢献に積極的になることも可能です。これらの経験は、一生の宝物となることでしょう。

賃貸のメリット

次に、賃貸のメリットについて説明します。

1. 初期費用が低い

マイホームの購入に比べて、賃貸の初期費用は大幅に低くなります。敷金、礼金、初月家賃などが主要な出費項目で、これらは物件の価格や地域、物件の設備などによって変動します。しかし、一般的にはマイホーム購入時の頭金や諸費用に比べてはるかに低額に抑えられます。

2. 引っ越しの自由度

賃貸物件では契約期間終了後や更新時に自由に引っ越すことが可能です。これはライフスタイルの変化、例えば新しい仕事や結婚などのライフイベント、さらには子供の成長といった家庭の状況の変化に素早く対応できるという大きなメリットです。

3. メンテナンスの負担が少ない

大規模な修繕やメンテナンスは大家や管理会社の責任となるため、これらにかかる費用や手間を自分で負う必要がありません。修理やメンテナンスのコストが予想外に高額になるというリスクを回避できます。

4. リスクの分散

地震や災害などのリスクは、大家が負担するため、自身が直接負うリスクは軽減されます。自己所有の住宅だと、災害による損害は所有者が直接負担しなければなりませんが、賃貸ではそのリスクが大家に移るため、安心して住むことが可能です。

持ち家と賃貸のメリットを比較すると、以下のようになります。

・持ち家: 資産形成が可能で、将来的に安定した生活が送れます。

・賃貸: 初期費用が低く、メンテナンス費用の負担が少ないです。

持ち家と賃貸はそれぞれ異なるメリットがあります。ライフスタイル、経済状況、将来設計など、自分の状況をしっかりと考慮して選択をすることが重要です。

▼持ち家と賃貸のメリット・デメリットについてはこちらの記事もご覧ください。

持ち家と賃貸のコストを比較してみよう

持ち家と賃貸のメリットについて説明しました。次に、持ち家と賃貸のそれぞれのコストを比較します。最初に、持ち家と賃貸にかかるコストについて具体的に説明をします。

持ち家でかかるコスト

まず、持ち家を購入する際には、住宅ローンに関連する以下のような初期費用が必要となります。

  • 住宅ローンに関する諸費用(手数料、保証料、保険料など)
  • 不動産売買に関する諸費用(不動産仲介手数料、地盤工事費、手付金など)
  • 税金(不動産取得税、印紙税、登録免許税)など

持ち家を購入後には以下のような維持費がかかります。

  • 住宅ローンの返済
  • 固定資産税、都市計画税
  • 火災保険料
  • リフォーム費用、修繕費(必要に応じて)など

賃貸でかかるコスト

次に、賃貸に必要となるコストを見てみましょう。契約時や契約解除時には、以下のような費用が必要です。

  • 敷金、礼金
  • 前家賃
  • 仲介手数料
  • 引っ越し費用など

賃貸契約後や入居後には、毎月や契約更新時に以下のような費用がかかります。

  • 家賃
  • 管理費・共益費、駐車場代
  • 更新料
  • 保険料など

持ち家と賃貸のトータルコストを比較しよう

持ち家にかかる費用を見ると、初期費用や維持費が高いと感じるかもしれません。しかし、賃貸では毎月の家賃や管理費、更新料、保険料といった費用が継続して発生します。では次に、これらを合計した生涯の支払い総額を持ち家と賃貸で比較してみます。

埼玉県の土地・建物込みの一軒家の平均である4500万円の物件

初期費用225万円(物件価格の5%と仮定)    
住宅ローン総額約6026万円(金利1.5%、35年固定、毎月約14万の支払い)   
固定資産税500万円(平均年10万円と仮定し、50年分)※住宅ローン減税適応
火災保険など50万円(平均年1万円と仮定し、50年分)
リフォーム代(状況により)500万円(仮定)
合計約7,301万円

埼玉県の4LDKのマンションの相場である14万円の物件

家賃      8,400万円(月14万円、50年分)
更新料更新料 350万円(2年に1回、家賃1カ月分)
火災保険料など50万円(平均年1万円と仮定し、50年分)
合計約8,800万円

今回の比較では、50年のトータルコストは持ち家のほうが低くなる結果が出ました。しかし、住宅ローンの期間や金利、頭金の額などにより、借入金額は変動します。また、賃貸の場合も住み替えによって家賃の変動が予想されます。トータルのコストは状況により変わる可能性があるため、ご注意ください。
しかし、コストの比較において重要になるのが、持ち家の場合には住宅ローン減税の適用です。建築する家の性能によっては減税の対象期間が伸びる、更に補助金が受けられる可能性があります。賃貸の場合は補助金のような形での支援は基本的にはありません。住宅ローン減税や補助金はコストの面で持ち家の大きなメリットといえるでしょう。

持ち家と賃貸の選択に当たっては、それぞれのメリットだけでなく、ライフスタイルや将来設計、そしてトータルでかかるコストについても考慮して判断をすることが大切です。家を選ぶという大きな決断をする前に、まずは自分のライフスタイルや予算を見つめ直し、将来設計を明確にしておくことが、良い選択をするための第一歩となるでしょう。

▼住宅に関わる維持費、補助金についてはこちらの記事をご覧ください。

持ち家のメリットについて興味を持ったらイデアホーム

持ち家を購入するか、賃貸に住み続けるかの悩みを解決するには、それぞれのメリットを比較することが大事です。自分の収入やライフスタイル、トータルで考慮されるコストなどに合わせて判断しましょう。自分が持ち家を所有するという想像が難しい、予算や年収に合うかどうかが不安といった問題もあると思います。そういったかたは、ぜひ一度、イデアホームのイベントに遊びに来てください。持ち家と賃貸とどちらが良いかのお悩みにも、私たちイデアホームはお客様にとっての最善策を一緒に考えます。ぜひ一度、ご相談ください!

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