新築に和室は必要?和室のメリット・デメリット

日本人に古くから愛されている畳は、日本固有の文化となっています。最近の住宅ではフローリングが多く、畳のある和室は減少傾向にあります。それでも畳はやはりリラックスできると言われ、新築に和室を作るか、作らないか、最後まで悩む方も多いと言われています。今回は和室のメリットとデメリット、そして従来とは違う、最近の和室について説明します。

新築に和室は必要?和室のメリット・デメリット

2022/09/02

一般的にほとんどの住宅は洋風な間取りになってきています。若者の和室離れから元々の仕様に和室が含まれていない間取りも多くなりました。「真新しいイグサの匂いがする畳に寝転びたい」「ホッとくつろぎたい」と考えられる方も多いですが、現代の生活スタイルでは和室でなければ困るというケースはありません。そのため、家を新築する時、和室を作るか作らないかで悩む方は多いです。今回は「新築の和室」について、メリットとデメリット、そして最近の和室について解説します。

和室のメリットとは

和室とは床面に敷き詰められた「畳」や、部屋を仕切る「襖」「障子」によって作られた、日本人に古くから愛されている空間です。まずは新築住宅で和室を作るメリットをご紹介します。

・落ち着く、癒される効果がある
・客間になる
・用途の幅が広い
・子どもを見守れる間取りになる

落ち着く、癒される効果がある

畳の素材であるイグサの香りにはリラックス効果があります。土壁などに使われる自然由来の建材は断熱性と保温性に優れるため、夏は涼しく冬は暖かいという特徴があります。そして畳には吸音効果もあります。そのため、家の中では靴をはかない日本人にとって、和室は日常生活の匂いや生活音をやわらげ、足元から体を温めて落ち着く、癒やされる効果があると言えるでしょう。真壁和室とすると、柱や鴨居の木材が仕上げになるため、桧などの木材の香りが感じられる空間になります。

客間になる

現代のライフスタイルでは、自宅に知人や友人が訪れる事が少なくなり、客間や仏間の必要性は減ってきています。来客が親族や親しい友人の場合、リビングやダイニングで対応する事も多くなりました。ですが、和室はお客様をもてなすためのリビングや応接室としての役割ができ、布団を敷いて寝室にする事や食事をする事も可能です。ベッドを置いたゲストルームで食事をする事は難しく、洋間ではこの使い分けができません。

用途の幅が広い

客間として用意するだけでなく、ライフスタイルに合わせて用途の変化ができるのも和室の大きな利点です。1つの部屋が居間にも食事スペースにも、寝室にもなります。座卓と座布団を置けば、応接室やリビングのような使い方ができる一方で、食事を運んできて食べる事もできます。座卓を避けて布団を敷けば、寝室としても使えます。家族の人数や事情に合わせて臨機応変に対応できます。

子どもを見守れる間取りになる

キッチンの近くに和室を確保しておくと、小さな子どもを遊ばせたり、リビングで遊ぶ子どもを見守りながらアイロンかけなどの家事をしたりするのにも便利です。2階の主寝室にベビーベッドを置いていると、赤ちゃんが昼寝の時リビングから目の届かない場所で寝かせる事になるため、心配です。その点、水廻りの近くに和室がある場合は目に届く範囲で子どもを見守りながら、家事を進められます。畳は柔らかいため、小さな子どもが転んでもケガをしにくいだけでなく、吸音性があり生活音の防音にもなります。遊び疲れて寝てしまった時には、布団を敷いて昼寝もさせやすいです。急な来客があった時には、和室が散らかっていても、襖を閉じて見えないようにする事もできます。

和室のデメリットとは

使い方が限られていない和室がひとつあれば、どのような目的で部屋が必要になっても困らない点が便利です。特に子どものいるご家族には和室を入れるメリットが多いと言えます。ではなぜ和室を入れる事に悩むのか、デメリットについてご紹介します。

・定期的なメンテナンスが必要で手間とコストがかかる
・ダニやカビが発生しやすい
・家具を置きにくい

定期的なメンテナンスが必要で手間とコストがかかる

畳は自然素材のため、年数を経て劣化していきます。畳も襖も障子も洋室の壁紙やフローリングと比べると傷みやすく、定期的に張り替えが必要です。自分たちで行うにはコツや手間もかかるため、張り替えを業者に依頼する方も増えています。そのため、洋間に比べて、維持をするのには費用がかかります。

ダニやカビが発生しやすい 

ダニやカビは、室内の温度20℃~30℃、湿度70%前後の条件が続くような場合に、発生や繁殖しやすくなりやすいと言われています。畳の表面は、保温性・保湿性の優れた場所のため、カビやダニにとっても繁殖しやすい場所です。また、気密性の高い住宅で換気が十分に行われない場合、ハウスダストによるシックハウス症候群の原因になることもあります。

家具を置きにくい 

畳はへこみやすいため、重たいものを置くと畳が傷んでしまいます。和室を勉強スペースや書斎にしたい場合、ローテーブルや学習机を置くことになりますが、その場合は、家具は壁から離して設置する、へこみ跡が残りにくくするために側面全体に重量がのるものを選ぶなど、置き場所に気をつけなくてはいけません。和室は大きくて重たいものを収納したり、保管したりする場所には向かないため、用途に多少制限がでます。そのため、どうやって使ったらいいのかが分からずデッドスペースになると考える人も多いです。

従来と違う、新しい和室の形

古臭い、掃除が面倒、デッドスペースになるなどのデメリットは間取りを考え、工夫する事でメリットに変えられる事もあります。従来までとは違う、新しい和室の形をご紹介します。

小上がり和室

リビングに和室を併設する際に、間仕切りで仕切る和室の他に「小上がりタイプの和室」が人気です。段差を利用して腰掛けたり、リビングに隣接するソファ感覚で利用したり、小上がりの下を大容量の収納にしたりといった、従来の和室にはない使い方ができて魅力です。子どもの遊び場や家事スペースとして使うなら、3〜4畳あれば十分に役割を果たします。ただし、段差がついてしまうため、バリアフリーの観点、お掃除ロボットが使えなくなるといったマイナスの側面もあります。
▼イデアホームの施工事例
明るい家「半畳たたみを使用した小上がり和室」
大きなガレージが魅力的なお住まい「小上がり和室」

和モダンな和室

縁のない正方形の半畳たたみを使用した和モダンな和室は、フローリングの空間に違和感なく調和するため、見栄えの良さで人気です。半畳たたみはカラーが豊富なだけでなく、縁(フチ)がない分スッキリとして見え、実際よりも空間が広く感じます。また壁紙や襖をダークな色味にしたり、大柄が入っているものにしたりすると、より和モダンな空間になります。

※半畳たたみは総称して琉球畳と呼ぶ場合もあります。本来は琉球畳とは、沖縄で生産されていた「七島(しっとう)イ」というイグサを使ったものの事を言います。最近は「七島イグサ」を使っていなくても、正方形で縁(へり)が無い畳であれば「琉球畳」として扱われることもあります。本物の琉球畳が欲しい方は、ハウスメーカーや工務店に相談しましょう。 

▼イデアホームの施工事例
モダンな平屋住宅「和モダンな和室」

メンテナンスが楽な畳や障子を使った和室

デメリットであるメンテナンスの必要性や、掃除の手間は、紙製やポリプロピレン製の高機能畳で悩みを軽減できます。畳床に木材を砕いてチップ状にし樹脂加工を施した畳は、断熱性能が高くダニやカビの発生もしにくくなります。撥水性があるため、水をこぼしても拭き取りやすく掃除が簡単です。イグサ特有の香りはなくなりますが、従来の畳の風合いは残しながら、メンテナンス面のデメリットを解消できます。小さな子どもがいる家庭では、障子もすぐに破かれてしまうため、和室用のブラインドや、破れにくいプラスチック製の障子に変更することで貼り替えの手間を減らせます。

実際に和室を体感しよう

家を新築する際、和室は必要ないと考える方もいらっしゃいます。しかし、同じスペースで部屋を用意するのであれば、和室にしておいた方が洋間と比べて用途の幅は広がります。広い和室ではなくても、ちょっとした畳コーナーや小上がりの畳だけでも、作ってみたら日頃の家事や育児、また来客時などにとても重宝したという例も多いです。ただし、間取りや部屋としての使い道が制限される場合もあるため、家族で相談して必要がないかを判断すれば無理に作る必要はないでしょう。
畳や和室も日々変化し、新しいものが出てきます。実際に和室のある家やモデルハウスに家族で行き、和室の効果を実感してみてはいかがでしょうか?小上がり和室を採用する場合、「小上がりの高さをどうするか」「そこから見える景色」「和室としての使い道」などは体感してみないとわかりません。モデルハウスや完成見学会では、従来とは違う新しい和室の形を実際に体感する事が可能です。ぜひ一度お越し下さい。和室のメリット、デメリット、使い方についてもその場で詳しく説明させていただきます。イデアホームは丁寧な説明と提案で安心できる家づくりを提供します。

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