どれくらいの年収があればマイホームが建てられる?

マイホームは人生で最も大きな買物の一つであり、慎重な計画が必要です。家を建てるにはどのくらいの年収が必要なのか、マイホームを建てた人はどのくらいの年収が多いのか、マイホームの年収に関する疑問を解説します。これから家づくりを検討される方にとっては、必見の内容です!

どれくらいの年収があればマイホームが建てられる?

お金のノウハウ

2023/04/13

どれくらいの年収があればマイホームは建てられるのか解説します

マイホームは人生で最も大きな買物の一つであり、慎重な計画が必要です。家を建てるにはどのくらいの年収が必要なのか、これまでマイホームを建てた人はどのくらいの年収でマイホームを建てているのか?これらの疑問に答えるため、今回は、2つのデータからどのくらいの年収があればマイホームが建てられるのかを解説します。マイホームを検討し始めた方には必見の内容です。

マイホームを建てた人の平均世帯年収とは?

まずは、家を建てた人の年収について、国土交通省「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」のデータから解説します。(参考:令和3年度 住宅市場動向調査報告書

注文住宅を建てた世帯年収

国土交通省の令和3年度住宅市場動向調査によると、注文住宅を建てた方の平均世帯年収は733万円でした。割合で見ると、400万~600万円、600万~800万円の範囲で全体の5割以上を占めていることが分かります。年収400万円未満の割合は全体の10.1%で割合は小さいものの、400万以上なければマイホームが建てられないわけではありません。

世帯年収とは、生計を共にする人の年間収入を合計した金額のことです。家族それぞれに収入があれば、その額を合わせた額が世帯収入となります。そのため、共働きか片働きかによっては、世帯年収は大きな差が出ることがあります。

マイホームに必要な資金は、年収の何倍が目安?

現在の年収で、どのくらいの価格のマイホームが購入できるのか、その参考目安となるのが「年収倍率」です。年収倍率とは、物件価格が年収の何倍かを示す数値で、「住宅の購入価格÷年収」で求めます。住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」によると、住宅の種類ごとの年収倍率は以下のようになっています。
(参考:2021年度 フラット35利用者調査

土地付き注文住宅7.4倍
注文住宅6.7倍

つまり、年収300万円の場合、土地付き注文住宅は2,220万円〜、注文住宅は2,010万円〜、大体1,800万~2,100万円が物件価格の目安と試算できます。ただし、この調査結果は全国平均のため、地価の高い首都圏では年収倍率が8倍といったケースも十分考えられます。

返済負担率もマイホーム購入時の参考に

年収倍率の他にも意識したいのが「返済負担率」です。返済負担率とは「年収に対する年間返済額の割合」のことで、住宅ローンを組む際には、返済負担率を意識して月々の返済額を決めていく必要があります。前述した「2021年度 フラット35利用者調査」によると、返済負担率の平均は22.7%でした。

返済負担率の計算方法:返済負担率=年間のローン返済額÷年収×100

返済負担率は金融機関によっても異なりますが、概ね30〜35%が上限として設定されています。一般的に、返済負担率の安全ラインは25%以下とされ、1年間の返済額が年収の25%以内であれば、無理なく返済ができると言われています。つまり、年収400万円の場合、年間120万〜140万円(月10〜11.6万円)が無理なく返済できる圏内といえます。

年収別マイホームの借入額の目安

住宅ローンの借入額に必要な要素がわかったところで、ここからは年収別に借入額の目安を計算し、建てられる家のイメージについて解説します。

【シミュレーション条件】
・返済負担率22.7%(全国平均)
・金利1%
・借入期間35年
・自己資金(頭金)なし
・ボーナス返済なし

年収借入額の目安月々の返済
300万円約2,352万円約5,7万円
400万円約3,136万円約7,6万円
500万円約3,920万円約9,5万円
600万円約4,704万円約11,4万円
700万円約5,447万円約13,2万円

2021年度の新築物件 注文住宅(住宅のみ)の相場は全国平均が3,745万円、埼玉県が3,610万円です。年利1%、年収500万円の場合の借入額が約3,920万円のため、注文住宅の平均価格に近い金額に該当します。あくまでも他のローンがない前提ではありますが、500万円程度の年収があれば、快適な家を建てるための平均的な資金調達ができるといえます。

▼年収でわかる!マイホームのローン借入額や頭金についてはこちらの記事もご覧ください。

年収600万円台の場合、住宅購入の選択肢も豊富になります。
土地購入と注文住宅の新築を行った場合の平均費用は4,455万円、埼玉県平均で4,726万円です。つまり、年収600万台だと、土地から購入して快適な家を建てるための資金が十分に手に入るということがわかります。
住宅金融支援機構の調べによると、最も平均資金額が高い「首都圏」において、土地購入+注文住宅の建築での平均購入費用は5,133万円でした。つまり、年収700万円以上であれば、十分に手が届くということがわかります。首都圏など都市部は共働き家庭も多いため、一人の収入で足りない場合は協力してローンを組むことも可能です。

▼住宅ローンについてはこちらの記事もご覧ください

マイホームの年収に悩んだらイデアホームにご相談ください

今回はマイホームの年収について解説しました。住宅ローンには審査があり、すべての人が希望通りの金額を借りられるわけではありません。審査が通らず借入ができないという可能性もあります。しかし、借入がうまくいかない、年収が低いからといって、マイホームを諦めないでください。頭金を用意することや、フリーランスや自営業であることがネックになっている方はフラット35も検討してみましょう。支援制度や低金利のローンを利用する、共働きでローンを組むなど、色々な方法が検討できます。住宅ローンについてわからない場合は、工務店やハウスメーカーに相談してみましょう。

埼玉・あきる野の工務店イデアホームでは、注文住宅をはじめ、各種不動産も取り扱っています。住宅ローンに関するご相談や申請のお手伝いも承っております。住宅ローン、土地探し、住宅のことでお悩みがありましたら、イデアホームにぜひご相談ください。色々な方法を検討しながら、自分の状況にあった家づくりをイデアホームと一緒に目指しましょう。

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