マイホームのリビングはこう考える!過ごしやすいリビングづくり解説

マイホームのリビングは家庭によって様々な希望があるものです。ただ、実際にどのようなリビングであれば過ごしやすい部屋になるのでしょうか?リビングと言っても間取りや広さ、採光・通風、照明や収納など検討事項はたくさんあります。今回は、過ごしやすいリビングづくりの解説を紹介します。

マイホームのリビングはこう考える!過ごしやすいリビングづくり解説

家づくりのノウハウ

2022/12/07

過ごしやすいマイホームのリビングとは

憧れのマイホームを建てるとなると、家の中心となるリビングづくりは重要な問題です。検討事項はたくさんありますが、今回は、過ごしやすいリビングづくりについて解説します。

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新築のリビング、間取りの種類は?

まずは改めてリビングとダイニングについて、そして間取りの種類について説明します。

リビングとは?

リビングとは日本語で「居間」という意味があり、テレビやソファーを配置して家族団らんや、寛ぐためのスペースのことを指します。リビングには、ソファやローテーブルを配置する場合が多くあります。

 ダイニングとは?

ダイニングは日本語で「食堂」という意味があり、食事をするスペースのことを指します。ダイニングには、ダイニングテーブルセットなどを配置する場合が多くあります。

リビングとダイニングの違いとは?

リビングとダイニングはどちらも家族が集まる場所ですが、部屋の目的が異なります。リビングの目的はテレビを見る、ソファーでゆったりと読書をしたりと寛ぐことです。ダイニングの目的は食事をすることです。

間取りの種類は2つある

間取りの種類は大きくわけて2つあります。リビングとダイニングが別になっているタイプと、リビングとダイニングが一体になっているタイプです。間取りによってメリットとデメリットがあります。

リビングとダイニングが分かれているメリット・デメリット

メリット テレビを見ながらダラダラと食事をすることがありません。リビングをパブリックスペース、ダイニングをプライベートスペースとして互いに影響を受けることなく過ごせます。
デメリット 食事をする際にリビングからダイニングへ移動するのが面倒です。リビングとダイニングが同じプランよりはスペースが区切られることで開放感がダウンします。

リビングとダイニングが一体になっているメリット・デメリット

メリット リビングからダイニングへの移動がスムーズです。カウンターキッチンがついているタイプであれば、家事をしながら家族とコミュニケーションを取ることができます。リビングとダイニングが分かれているタイプと比べて開放感がアップします。
デメリット キッチンで料理している最中や食事中の匂いがすべてリビングに流れ込んでしまいます。同じスペースにあるため致し方ないことではありますが、換気扇を常に回す、こまめに窓を開けるなどの工夫が必要になります。

マイホームの中でリビングは中心的な存在です。リビングで過ごす時間をより過ごしやすくするには、リビングというスペース単独ではなく、隣接したスペースと併せて動線や広さ、明るさなどを考えていく必要があります。例えばホームパーティーが多い家庭は、大人数で料理や準備をしながら会話を楽しみたいのか、それともダイニング、キッチンは独立させ、もてなしに集中したいのかによって使いやすいレイアウトは変わります。リビングの快適性にダイニング、キッチン、収納は大きな影響を与えるため、一緒に考えることが重要になります。

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マイホームリビングを過ごしやすくする5つのポイント

過ごしやすいリビングは、リビングだけではなく隣接するスペースも併せて考えることが重要だと分かりました。では今度は過ごしやすいリビングにするポイントを5つご紹介します。

広さ

家族共有のスペースであり、来客をもてなす場としても使うリビングは、開放感のある雰囲気にするためにもある程度の広さが必要です。一般的な4人家族で考えた場合、リビング(LDK)は16~20畳が平均的な広さとされています。16~20畳であれば、キッチンスペースを除いてもある程度の広さをリビング・ダイニングスペースとして確保することができ、ダイニングテーブル等の家具を配置しても快適に動線を保てる広さと考えられています。では家を建てるとき、リビング(LDK)は平均の広さにしておけば良いかというと、そうとも限りません。開放感には「視線の通りやすさ」つまり間仕切り壁の有無も影響します。例えば同じ20畳のリビングでも、隣接するダイニングやキッチンとの間に間仕切り壁があるよりも、ないほうが広々とした印象を与えます。過ごしやすいリビングを叶えるためには、「広い空間」が大切な要素のひとつです。

採光

外から太陽の光がたっぷりと注いで、適度に心地よい風が通っていく、そんなリビング空間は居心地が良く、過ごしやすいですよね。たっぷりと採光できる明るいリビングは、実際の間取りよりも部屋をより広く見せてくれる効果があります。リビングの床面積には限りがあっても、明るい空間を意識した見せ方に変えるだけで、開放的なリビングにすることができます。太陽光を浴びると、精神を安定させる「セロトニン」という物質が分泌されることがわかっています。太陽の光をたくさん取り入れることで、リラックスした穏やかな生活が送れるようになります。ただし、採光を優先し、大きな窓をたくさん設置することが良いことではありません。南側に窓を多くしすぎると耐震性が低くなります。また南側の窓は夏の直射日光が多く入り、冷房効率が落ちてしまうため、近年は温暖化の影響でリビングの窓を少なめにすることも多くあります。十分に採光がとれるリビングをつくるには、窓の配置と大きさが重要です。リビング内のどの方角に窓が設置できるか設計段階でよく検討する必要があります。できれば日中に照明をつけなくてもいいように窓の配置を考えましょう。

通風

空気がさわやかであることは、快適に過ごせるリビングの必要条件です。リビング内の換気がしやすいことは重要です。リビングは家族が集まるため、ホコリが舞いやすく、ダイニングやキッチンと隣接していると、調理中の煙や匂いが流れてくることも多くあります。風通しが悪いと「湿気がこもる」「空気の流れが悪い」「洗濯物が乾きにくい」「夏に暑い」などのデメリットが生じてしまいます。いくら日当たりが良くても、湿気がこもった部屋は居心地が悪くなってしまいます。風通しの良い家にするためには、風の特性や空気の流れを知ることも大切です。自然の空気がリビング内にまんべんなく回るように窓の配置や換気装置の配置を考慮することが重要になります。

家具の配置

設計段階で家具を決めるのも、過ごしやすいマイホームリビングにするためのコツです。間取りが決定したあとに使いたい家具を決めると、窮屈なリビングになる恐れがあります。設計の段階で新居に運び込む家具を決めておき、設計者に寸法を伝えると、適切な広さ・機能性のリビングを実現してくれます。背の高い家具は圧迫感の演出につながるため、常に低めを意識すると良いでしょう。高い家具を選択する場合は、壁際の設置や背面に収納を配置するなどして、対処しましょう。理想的なリビングをつくる条件として、視覚から入る情報も重要です。家具の色合いは床材とのバランスも考慮して考えましょう。

収納

どれだけ広い空間にしても、物が散らかり、収納できないリビングでは掃除や片付けの手間が増え、決して過ごしやすいとは言えません。リビングを快適な空間にするためには、収納とのバランスは欠かせません。家族全員が集まることが多く、様々な過ごし方をするリビングは、どうしても物が増えやすくなることをあらかじめ考慮して、収納スペースを確保しておく必要があります。例えば、テレビをよく見るご家族が使う物はテレビ機器周辺に収納する、キッチンに立つご家族の家事や仕事にまつわる書類、文房具はキッチン側に集約させるようにします。そうすれば、わざわざ重い腰をあげて、あちらこちらへ用事をしに行かなくても済みます。リビング収納の配置やデザインに工夫すると、家族全員が過ごしやすくなる空間になります。

家族の人数にもよりますが、16~20畳のLDKなら広さに余裕があるため、壁一面を使った「壁面収納」を採用すると良いでしょう。壁面収納のポイントとしては、暗い色よりも明るい色の収納棚を選ぶことで、空間の圧迫感を減らせます。また、ボックスを使った収納スタイルで「見せる収納」以外にも小物を「隠して収納」ができるのも嬉しいポイントです。最近では、キッチンの近くにパントリーを設置し、冷蔵庫をパントリーに入れて来客に見せない配置も人気です。

マイホームリビングの参考に、モデルハウスに行こう

過ごしやすいリビングをつくりたいと考えた時、インテリア雑誌を見る、インターネットで実例を検索する、といった情報収集からスタートする人は多くいます。しかし、情報収集する前にしておきたいのが「自分たち家族が快適だと思えるリビングとは何か」をしっかり把握することです。自分たちが寛げて、快適に過ごせるリビングとは「どういうものか」を把握するには、まず実際にモデルハウス・見学会に行きましょう。「とにかく広いのがいい」のか「ダイニングとは区切りたい」のか「お客様をたくさん呼びたい」、「小上がりの和室が欲しい」などの要望もあると思います。「日中でも明るいリビングが良い」「吹き抜けが欲しい」などの家族一人一人の理想的なリビングは違います。全部の要望を取り入れることは難しいかもしれません。モデルハウスは実際に過ごしやすいリビングになるような工夫がたくさんされています。広い空間がとれなかった場合には、開放感があるように見える工夫がされています。どのようなリビングや間取り、工夫がされているのか見て体感することは「過ごしやすいリビングづくり」の大事なポイントです。

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家族にとって過ごしやすいマイホームリビングづくりとは

憧れのマイホームを建てるとなると、リビングづくりは重要な問題です。家族のライフスタイルに合っているか、スムーズな動線や好みのインテリアなど求めている快適さが確保できるかなど、リビングの在り方はマイホーム全体の住み心地を左右すると言えます。子どもの誕生や独立、両親との同居など、マイホームを建てた後に家族構成が変化する時はいずれやってきます。それでも、家族全員が集まった時やそれぞれが思うように過ごす時、いつでも過ごしやすいリビングであれば家族がみんな満足できるはずです。

今回はマイホームのリビングについて紹介しました。

マイホームのリビングを過ごしやすくするためには、様々な観点からたくさんのことを検討していく必要があります。悩むことはたくさんありますが、それぞれのポイントをしっかりと押さえていけば、理想のリビング像が見えてきます。最初は取り留めのない希望でも構いません。家族みんなの希望を書き出し、どのようなリビングにしたいかを決めていきましょう。

埼玉、あきる野をエリアとするイデアホームでは、お客様の暮らしに寄り添った住まいをつくるために、お客様の現在の暮らしやこれから実現したいことを、親身になって寄り添います。「お客様だけのこだわりの家づくり」を実現するために、ぜひ一度イデアホームのモデルハウスへお越しください。

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